ルパンレンジャーvsパトレンジャーvsキュウレンジャーを観てきたので、徒然なるままに感想を殴り書きしていこうと思います。
戦隊メンバーの組み合わせ
戦隊vs恒例、それぞれのメンバーが協力して事件解決なのですが、今回は、以下のように分かれて行動した
- 怪盗チーム:ルパンレンジャー、BN団
- 警察チーム:パトレンジャー、ノエル、ラッキー、ツルギ
- カレーチーム:ハミィ、スティンガー、スパーダ
- 出遅れチーム:指令、ラプター、小太郎、チャンプ、ガル
- みっちゃん
まず、怪盗同士でルパンレンジャーとBN団を絡め、怪盗らしく誘拐を利用して、ホシミナトのギターとルパンコレクションを回収しようとするシナリオが上手かった。
パトレン陣営には、ラッキーと圭一郎を絡ませ、宇宙連邦大統領のツルギを来客として招き入れ、上手くラッキーとパトレン陣営の協力体制を創り出したのは最強だと思った。
ルパパト陣営に絡むメンバーを限定させたことで、キュウレン陣営の持ち味も、ルパパト陣営を潰さないようにしていたのは大きいと思った。
一部のキャラだけが活躍するという展開は、キュウレンで散々やってきたことなので、一部キャラの出番が少なくても違和感がなかった。
ノエルに関しても、敢えてパトレン陣営として活躍させることで、ストーリーがめちゃくちゃにならないようになってたんじゃないかと思う。
ラッキーと圭一郎
今回の圭一郎は、ルパンレッドより、ラッキーと絡むことが多かったけど、圭一郎みたいな堅物キャラはラッキーみたいな破天荒キャラと組ませると本当に相性がいいんだなと感じた。
ラッキーの話をまともに信じない圭一郎が見れたり、無茶して怪我したラッキーを叱責する圭一郎が見られたり、逆に圭一郎が自分の非を認めてラッキーに謝ったりとこのコンビの凸凹がいい感じにハマっていたので、見ていてすごく楽しかった。
圭一郎は大和みたいな真面目な人とも上手く話が転がるし、今後レジェンドとして色んな場面で出演できそうな感じだなと思った。
ラッキーはいつものラッキーだったけど、時折見せる器のでかさはやっぱかっこいいなと感じた。
特に、この映画では二つかなぁ
一つはラッキーが解放された時、なぜ逃げなかったのかと聞かれた場面で、「この星の正義を乱したくなかった」と言った場面。
もう一つは戦いが終わった後、圭一郎に敬意を払って、「運を引き寄せたのはあんただ」と言った場面。
この辺は、相手の力を認めて敬意を払う姿勢が垣間見えて、本編のラッキーもこんな感じだったなと思いました。
怪盗と怪盗
ルパレンとBN団という近年活躍した怪盗が共演したのもこの映画の魅力ですよね。
彼らは、本来は善人だけど怪盗やっているという人たちで、同じ怪盗同士、お互いの利益のために協力しあうという怪盗という立場ならではの協力関係ができてて本当によかった。
ルパレン陣営が戦っている中、BN団は敢えて撤退を選ぶというのも、必要以上に馴れ合わない怪盗という人種だからこと成り立つんやなって
後は、ナーガの感情表現が豊かになっててめっちゃよかった
スティンガーについて
スティンガーの制服が、指令が着るものじゃなく、救世主のものだったので、時系列としては、ドンアルマゲを撃破した直後だったんだなと思う。
けれど、カレー屋でのくだりは完全にネタキャラ化していて、はっちゃけてて草だった。
BN団と並んでいる時は、急に歌いだすかと思ったよ。
後は、自分たちの宇宙の悪が他の宇宙を攻撃するのは許せないって言ってたのが良かった。
他の人が自分と同じ境遇になってほしくないもんね!
スパーダ
声の高さに磨きがかかってて大草原だった
あれわざとやってるだろwww
シェフコンビの共演が、ラプターの妄想の中でしか実現しなかったのが、残念だったが、しょうがないか
ルパレン陣営が変身するパトレンジャー
ルパンレンジャー陣営が、とっさに変身したパトレンジャー
予告でも見ていたが、まさか、ここでルパレンとパトレンのスーツの違いを明確に描写するとは思わなかったww
ルパンレンジャーがスピード重視に対し、パトレンジャーが防御、パワー重視のスペックになっていたことを改めて確認したのはよかった
ずっと同じ人が変身していると、両戦隊の使用感の違いが判らないけど、ルパレンがパトレンに変身すると、使用感の違いがはっきり提示されているから、自然とスペックの違いを教えてくれるからいいなと
ただのスペシャル変身じゃなくて、こういうところにフォーカスしてくれたのが良かったね
その後のルパンレンジャーのアクションでいつもの動きが際立って見えた。
ジュウオウザワールド
ホント何しに来たんだろうねwww
小太郎がちゃっかり数に入れているところとか、ちゃんと名乗りの枠があったりとか、圭一郎から突っ込まれたりとか戦闘シーンにアクセントを加えていて、面白かったけどww
体操座りは健在だったww
グッドクルカイザー
終盤のロボ戦は、vs恒例の先輩がロボに搭乗するという展開。
キュウレン陣営はロボを向こうの宇宙に置いてきたんかなって思った。
けれど、キュウレンはそれぞれのマシンがないと宇宙を移動できないし、ましてや並行宇宙を移動できるわけないんだけど、そこは「細かいことはいいんだよぉ!」なんだろう
ラストでキュータマとビークルをぶつけていく流れは圧巻だった。
ドンアルカゲとギャングラー
今回のギャングラーは3匹の子豚をモチーフにしており、木片と煉瓦を投げつけ、炎で焼き付くすコレクションという面白いギャングラーだった。
コレクションが盗られたらただの豚というのも面白かったwww
ドンアルカゲは、ドンアルマゲの影武者ということだったけど、ドンアルマゲはせっかく用意した影武者を使わなかったんだなww
ドンアルカゲもドンアルカゲで、「俺が全宇宙の影武者になる」みたいな発言をしていて、それでいいのかよwwと思った
その他+総評
書くこともなくなってきたので、総評としたいと思います。
この映画は、肩の力を抜いてみる映画としては、本当に軽快で爽快な映画だと思いました。
こんなにキャラがたくさん出ているのに、一人として喰われているキャラがいないというのもすごかったです。
着ぐるみ組とカレー屋チームの出番が少なかったのが残念ですが、キャラの登場時間の違いは12人いるキュウレンならではで私は気になりませんでした。
最後にハミィがデカレンやギャバンに言及していたのも嬉しかったですし、ヒーローの意思が次世代に確実に受け継がれているということを感じました。
コグレさんもさすが温水さんの演技が光っていましたね。
ルパレンパトレン及びキュウレンを見た人たちが楽しめるのももちろんですが、どっちかしか知らない人でも楽しめる内容になっていると思うので、時間がある人はぜひ劇場に足を運んでみてはいかかでしょうか?